僕は、生まれたばかりの頃保健所の柵の中にいた。僕だけじゃない。そこには、やせっぽっちのチビ犬や、泥だらけの老いぼれ犬や、傷を負った犬もいた。
みんな、違った犬だけど、一緒の所が一つある。それはみんなガタガタと震えていたことだ。
何故だ?
大きいのも、小さいのも、汚いのも、傷だらけのもみんなガタガタ・ガタガタ震えている。
みんなを見ていると小さな僕も、身体がカタカタと小刻みに震えてきた。
僕は右端の奥に行って、冷たい壁に身体を押しつけた。しかし、カタカタはドンドン大きくなって止まらない。
遠くの方から、コツコツと足音が聞こえる。その足音は複数で、だんだん近づいてきた。
みんなは、騒がしくなる。俺の隣の爺さん犬は、「これでもう俺様も終わりか・・・」と「グワン!」とひと鳴き、ため息混じりの声を上げた。
「おまえさん。チビで可哀想だがここに来ちゃ、仕方がないな。あきらめな・・・」と僕に話しかけた。
僕はナンの事か分からなかった。
扉が開く。嫌がる仲間を5匹ほど連れだした。
その中に、爺さん犬もいた。
「あばよ!俺は先に行くぜ。今度生まれたときは、優しい飼い主さんと出会いたいな・・・」
僕はまだ、ナンの事か分からない。
それから幾日かたっても爺さん犬はもう戻って来なかった。
先輩犬が教えてくれた。
「ここから出て行った犬は、絶対に帰って来た、ためしがないんだ。ここに伝わる伝説なんだよ。だからみんな震えているんだよ・・・・」
つづく
| 愛犬デクと新入りなすび 待てと言われて待っているけど 何故、新入りのなすびが僕より先 なの??? 僕、どうしても納得いかない。 デクはちょっぴり不満です。 |
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| ころんだなす なすが転んだ! こいつ以外と持久力がないんだ。 |
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| 鼻を長くするなす お前結構、鼻長いじゃん! 嘘付くと鼻伸びるの知ってるか? 可哀想なやつ・・・・ |
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| 電話をかけるなす なになに・・・? こいつ何喋ってるんだ! なすのくせして・・・ すごく気になるな〜 俺の大好きな父さっんとだっ たら、お願いだから俺と変わ ってくれ・・・・ 少しで良いからよ〜 おい、お前、聞いてんのか? |
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| 眠るなす とうとう眠っちまったよ! 今日はさんざんな日だったよ 俺の存在感はゼロ! 又、明日遊ぼうぜ! |
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