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(そして二日後、ロストシップ「フェルティクス」の見学会が始まった。)  

あの後に、つばめは「フェルティクス」の見学会があるという広告を見つけて、再び亮を誘って空港へと足を運んだ。

「いやぁ〜、何度見てもでかいなぁ〜。」

亮はひたいに手を当てながら「フェルティクス」を見上げた。

「ほんと。でも、今日は中まで見れるし、ほんとにラッキーね。」

「ホンマ、ホンマ。」

と、「フェルティクス」の下で亮達は話しをしていた。  

 

その頃、ロストシップ「フェルティクス」の艦長達はというと・・・

「・・・・・うちの広報部は何やってんだ・・・?」

「鬼みたいに来ませんねぇ・・・。」

ヒデキ達はもっと来ると思っていたらしく、少し肩を落としていた。

そんな時、艦内のモニターに亮とつばめが映っていた。  

「一体どんなもんが出てくるやろなぁ?」

「そうねぇ・・・案外、ロボットとかあったりして。」

そんな話しをしながら亮達は艦内を歩いていた。

すると・・・

「あっ、亮さんにつばめさん!お〜い!!」

フィリスとヒデキ(後フェル)、が迎えに来たのである。

「おっ、フィリスはんにヒデキはんや。お〜い!!」

そう言うと亮は、フェル達に向かって走っていった。

「あっ!亮!!急に走ったら・・・」

「(コツッ)ん?どわぁぁぁぁぁ!!!!!!」

何かのパイプに足を引っかけた亮は、そのまま階段と思われる穴に転げ落ちた。

その端で、つばめとフィリスはあちゃーと言わんばかりの表情で顔に手を当てる。

「全く・・・軍用機の中で走ることは、この上なく危険だぞ。」

フェルが階段を降りながらそう注意する。

「あ・・・あう〜・・・・。」

亮は顔面から地面(金属)にめり込んでいた。

「階段なんてほとんど垂直なんですよ。よく無事でしたね・・・。」

と、フィリスとつばめも降りてきた。

「ま、まあな。伊達に鍛えてないで。」

「確かに、あれだけ痛い目にあってたらそうなるわね。」

腕を組んでうんうんとうなずきながらつばめは言った。

そこにフィリスが口をはさむ。

「わたしも、そんな時に頭から落ちたんですよ。」

更にフェルも口をはさむ。

「あの時は首がコキャってなってたもんなぁ、フィリス?流石にあの時は死んだかと思ったぞ。」

「あっ、あの時ですか・・・そうですねぇ〜、体の感覚が消えたと思うと自分を見下ろしてるんですから、驚きでしたよ〜♪」

それからしばらく、恐ろしげな事を淡々と話す2人を見て、亮達の顔は真っ青になっていた。

 

                (二十二ページ)  

「そ、そういえばヒデキはん。この戦艦にはロボットとかあるんか?」

かなり話の内容がきつかったらしく、青い顔のままフェルに質問をする。

「ん・・・ああ、あるぞ。フィリス。」

「はいはい。えっと、MSが20機、ACが3機、戦闘機が5機ですね・・・配備されてるのは。」

フェルに変わってフィリスが説明した。

「へぇ、結構すごいんですね。」

驚きながらつばめが話す。

その時、フェル達を驚かせる発言を亮がした。

「わいも、戦闘機とトレーラーがあるで。しかも合体するやつ。」

「「!?」」

「いやぁ、作るのに一苦労したでぇ。見せてやりてぇなぁ〜。」

ははっと笑いながら亮は自慢げに話す。

「自作ですか・・・。(汗」

「そうよ。ここまで来るともうただの熱血バカじゃないのよね。」

すると、フェルが口を開いた。

「・・・・・・やりあってみるか?ウチの新式と?」

「えっ!?」

「おっ、ええんか?こっちもテストしてないから大助かりやで。」

「なんで・・・ここでそうなるの?」

ホントにつばめの言う通りである。

「決まりだ!ほら、行くぞフィリス!!」

そう言うと、フェルはフィリスの首根っこを掴んで引きずりながら格納庫に行った。

「よっしゃ!そうと決まれば、つばめ!行くでぇ!!」

「うん・・・。(苦笑い」

 

                (二十三ページ)    

(そして、亮達は空港の端の方で模擬戦をすることになった。)

「・・・・各部システム問題無し・・・はぁぁ、何で私まで・・・」

フェル達はすでにMSに乗っていた。  

「おい、おまえのMSはどこなんだ?」

「待っとれや。ほな、いくでぇ!つばめ!」

「へ〜〜い。」

そう言い放つと、2人はそれぞれ腕時計にこう喋りかけた。

「来い!!ガンドレックス!!」

「来い!!バイザーローダー!!」

・・・まるっきしアニメの見すぎである。

そして、亮達はそれぞれの機体に乗り込む。

『フェルはん、ただの戦闘機とトレーラーやと思うなよ。』

『それじゃあ、さっさと合体しちゃいましょ。』

『いっくでぇ!!合体、ガ・ン・バ・イ・ザァァァ!!』

すると、ガンドレックスはロボットの上半身に、バイザーローダーは下半身になった。

そして、その二機は合体する。

『うぉぉぉぉ!!!ガンバイザー、見参!!』

『・・・。(恥』

一人、熱血している亮をよそにつばめは下を向いたままだった。

「それじゃあ、始めるぞ。審判はA女史だ。」

『誰ですか!』

フェルの一言にフィリスが突っ込みを入れる。

「さて、フィリス。何かOPは使えるのはないか?」

「地球用調整がまだです。」

「しゃあない。このままでいくか。」  

そして、二機(ガンバイザーとセイバーガンダム)が身構える。

「開始ですね♪」

ズルッ

亮のガンバイザーがズッコケる。

『何かやる気無いなぁ・・・。』

『いたたた・・・急にこれでズッコケないで!!』

『すまんすまん・・・。』

「おーい!もう始まってるぞ。」

『『えっ!』』

ズバァァァァン!!

気づいたときには遅かった。

セイバーガンダム(略:SG)からのビームライフルでガンバイザー(略:GB)はダメージを喰らった。

『機体チェック・・・左腕、手がやられたわ。』

『だったら、お返しせないかんな!!」』

ガシャ!

GBの右手がガトリングと入れ替わる。

「まずい!間合いが近すぎる!!」

『喰らえぇぇぇぇ!!』

「シールド!!」

「いくらシールドでも・・・・・ッ!!!」

SGはシールドで守りの体制になった。

ガガガガガガガガガガガガガッ!!

GBのガトリングが火をふいた!

『むぅ・・・流石、新型やなぁ。』

そう亮は言うと、足のローラーで間合いを離し始めた。

そして、フェルの方は・・・

「シールド大破!正面装甲損傷率20%!」

「・・・シールド無くなったのは痛いなぁ・・・」

『こっちも似たようなもんやで。』

『まあね。左腕のガトリングが使えないと少し痛いわね。』

「かもな・・・。」

通信越しに亮達とフェル達が話す。

『だったら、速攻超必や!!』

『はいはい。それじゃあ、行くわよ!』

すると、GBが更に間合いを開ける。

「何をする気なんだ?」

『エネルギーカートリッジ、装填。いけるわよ!』

『よっしゃ!』

かけ声と同時に、GBの胸のあたりが光り始める。

「敵エネルギー反応増加中!!・・・来ます!!」

『必殺!!ガンバイザービィィィィィィィィィィィィム!!!!』

GBの胸の光が勢いよくSGに向かって走った。

「Iフィールド、全開ッ!!!」

GBから発射した光はSGを包む。

『どうや!?』

『ちょっとまって・・・・・・・まだエネルギー反応はあるわ。』

「今のでフィールド発生器に異常が・・・あと2回は何とか・・。」

「すごいパワーだな。」

『だったら、今一度!つばめ!(以下略)』

再びGBの胸にエネルギーがたまりだす。

「んじゃ、ブースターリミッター解除!!うりゃぁぁぁ!!!」

SGがすごいスピードでGBに接近する。

『敵機、急速接近!!』

『喰らえぇ!!ガンバイザービィィィィィィム!!!』

GBの胸の光が再び走り出す。

しかし、SGはスレスレでかわす。

「ひ、ひえぇぇ・・・右肩スタピライザー大破・・・。」

『まずい!接近戦で来る!!』

「白兵戦なら任せろ!!」

そうフェルは言うと、ビームサーベルでGBの左腕を斬った。

『左腕完全大破!使用不能よ!』

『絶対負けん!!』

そして、負けじとGBもビーム小手を取り出す。

それと同時に、SGは急上昇し始めた。

「敵機、ブレード装備!!」

「真っ向勝負か・・・いさぎいいな。」

そして、GBの方は・・・

『急上昇・・・メテオストライクやな。』

メテオストライク・・・上空から来る攻撃を亮はそう呼んでいる。

そして!!

「この間合い、もらったぁ!!!!」 

フェル達のSGは落下しながら腕を前に突き出す。

『クッ、ビーム小手全開!!』

GBのビーム小手が大きくなる。

さらに、SGの腕のカバーがずれてガトリングガンが現れる。

『んな!せっこぉ!』

「おあいこぉ!!」

『つばめ!!バックや!!』

『だめ!!ギアがおシャカになってる!!』

そんな風にGBがわたわたしている間にSGはガトリングを放つ。

『きゃぁぁぁぁ!!!』

『(くそぉ、こうなったら・・・)』

幸い、ガトリングは一発も当たらなかった。が・・・

「くっそぉ〜!!舵が効かねぇ!!」

ズドーーーーーーーーン!!!

土煙と共に、SGはGBと鉢合わせになった。

「いつつ・・・」

「くぅ〜、そういや肩スタピが一個おシャカになってたんだ・・・」

『あ・・・・あぅ〜・・・。』

『はう〜・・・。』

流石に四人ともきつかったらしい。

『なあ、つばめ。こっちの状況は?』

『・・・・ほとんどダメ。少しなら動けるわ。』

そして、SGの方は・・・

「ライフルもおシャカ、サーベルはEN切れ充電中、ガトリングとバルカンは弾切れ・・・なら!!」

そうフェルは叫ぶと、一気にGBとの間合いを一気に開く。

『なあ、つばめ。あと一発いけるやろ?』

『うん。カートリッジにして正解ね。』

『よっしゃ、つばめ。最後の準備や!』

その時!

「フェイスオープン!!」

『『なに!?』』

SGの口の部分がバカッと開く。

そして、最後の勝負になった。

『エネルギーカートリッジ、装填。発射準備、完了!』

「口部サイブラスター及びハイメガキャノン、臨海!」

『「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」』

亮とフェルの叫び声が重なる。

『「敵主砲発射!同軸!!」』

さらにつばめとフィリスの声も重なる。

その瞬間、SGとGBのビームが競り合う。

「うち消せるか!!」

『踏ん張れぇぇ!!』

「主動力伝達回路損傷!相殺で限界!」

フィリスの言う通り、両者のビームは丁度真ん中の位置で競り合っていた。

『ど根性ぉぉぉぉ!!!!』

「どうした!龍機の力、見せてみろぉっ!!!」

「『無理よーーーーーーーーー!!!!(涙』」

つばめとフィリスの叫び声と共に、周りが一気に吹き飛んでいく。

 

                (二十四ページ)  

・・・・そして、数時間後。

「うう・・・だから言ったのにぃ・・・。」

『はぅ・・・・。』

今は四人ともそれぞれの帰路に立とうとしている。

あれから両機とも行動不能になり、コアファイター(SG)やガンドレックス(GB)でしか動くことが出来なくなった。

『はは・・・・あはははははははは・・・・(乾いた笑い』

「にゃはは、こりゃ始末書だけじゃ済まないな・・・ブーツとハンガー中破だからなぁ。」

『わいなんか、バイザーローダーが大破同然やで。』

『おまけに、修理費もやばいんじゃないんじゃないの?』

『あぅっ!・・・(涙』

流石にショックだったらしく、亮はがっくり肩を落とした。

そして、フェルの方も・・・

「まったく、模擬戦で本気になるからです・・・あぅぅ、少尉に締め上げられちゃいます〜(涙」

「ミリルにか・・・。」

はぁっとフェルは、ため息をつく。

その時、突然通信機に連絡が入る。

[今日は引き分けですね♪]

『・・・誰?』

『それはともかく、何で突然模擬戦なんてやろうって言い出したんや?』

すると、フィリスが答える。

「亮さんみたいにパイロット能力の高い人を捜しているんですよ。」

『へぇ〜、大変なんですねぇ。』

そこにフェルが口をはさむ。

「と言うのは建前で、実は一機誰も使えないMSが残ってるんだよ・・・。」

『だから、それをおまえにやる・・・なぁんちゃって。』

亮が冗談交じりで話す。

「その通りだ。」

『へ?ウソ??』

まさか言った事がそのまま来るとは思っていなかったらしく、亮は驚いていた。

「ほんとよ。誰も使えなくて困ってるのよ。」

『だったら、貰っとこ。』

『ちょっと、そんなに気楽にもらっていいの?』

「別に良いんですよ。いつまでも格納庫の隅でいつまでも埃かぶらせるわけにはいかないですしね♪ちなみに、マスターの機体と同系機ですよ。」

えらくフェルとフィリスが笑ってるのは気のせいだろうか?

『へぇ〜、そりゃあいいや。せやったらどんな色にしよっかなぁ・・・。』

『良かったわね。亮。』

「おっと、ここらでお別れだ。」

『ああ、また会えるといいな。』

「またね〜、つばめちゃん。」

『またねー、フィリスさん。』  

そして、コアファイターとガンドレックスはそれぞれ違う進路をとった。

 

 

                    [長屋雑談会]  

亮「あう〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・。(泣」

つばめ「ん?どうしたの?」

亮「・・・今計算したら、ガンバイザーの修理費がとんでもない額に・・・。(滝泣」

ライム「ねえねえねえ、何で今回はボク達が出てないの?」

チェリー「そうですわ。一体どういうことですの!?(怒」

亮「そ・・・それはぁ・・・・」

ラ&チェ「それはぁ?」

つばめ「あっちの作者の都合なのよ。」

B・ベリー「あっちって?」

亮「実は、今回のは「とある」人と小説リンクしたんや。」

ライム「しょうせつりんくって、なに?」

つばめ「小説リンクって言うのはね、他の小説とこれとをリンク(一緒にする)させる事よ。」

ライム「う〜〜〜〜ん・・・・・」

小樽「ちょっとライムには難しすぎるようだな。」

サラ「なあ、大家。なんであたし達にあんなすごいの隠してたんだよ!」

スゥ「せやせや!せっかく昼寝してたら急に揺れ出すねんでぇ!」

素子「しかも、突然長屋が上がりだして、そのすぐ下からなにやらトレーラーと飛行機が飛び出したんだぞ!人を引いたりしたらどう責任をとるつもりだったのだ!?」

亮「あ・・・・いや・・・その・・・・。(激汗」

サ&スゥ&素「どうなの!」

亮「ここは・・・逃げるが勝ちぃ!!(ガンドレックスにのって逃げる)」

素子「クッ、逃げられては仕方ない。」  

 

この後、亮はしばらく長屋に帰れなかったのは言うまでもない。

 

 

                   〈次回予告〉

傘を忘れてずぶ濡れになりながら家路につく亮。

しかし、帰りがけに一匹の捨て犬を見つける。そして・・・  

          次回、大家の日記帳7              

             命の選択

関西長屋に波乱の嵐

今度はちょっとシリアスかも〜。

 

    ・・・・続く                

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