AH-64Dを作る!
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6月23日 毎度ご覧頂き有り難う御座います。

今回始まりましたのは陸上自衛隊が1号機を2006年3月に受領したばかり、期待の新入りAH-64Dアパッチ・ロングボウです!防衛庁(現・省)は主力対戦車ヘリコプターAH-1Sの後継機として2001年度に本機を採用決定しました。最終的には60機程度を装備予定との事。1機約60億円だそうです。

使用するキットはスティンガー付属の限定品ですが、元キットはハセガワから2001年にリリースされた物で、今までのヘリキットの常識を破る部品総数296点とボリュームたっぷりの代物です(今回は追加パーツ付なので310点)。まずはコックピット周辺ですが、ちょっと疑問に思う分割が・・・。操縦士(後席)側のアンチグレアシールドなんですが、うしろ半分が胴体パーツと一体化されています。これでは組みにくいし、塗装もしづらいので、思い切って切断することにしました。こうすると合わせ目消しも楽に出来ます。射撃手/副操縦士が搭乗する前席の中央ディスプレイですが、キット付属のパーツはアローヘッド改修前の覗き込むタイプです。しかし陸上自衛隊が装備する機体は全てアローヘッドが標準装備されている機体ですので、四角いディスプレイに交換します。今回はプラ板で製作しました。
※実機写真
6月24日 コックピットその2です。

前回更新時に乗せてあるシートですが、シートベルト/座席クッションの追加作業中に壊してしまました。普通なら部品注文で解決できる問題ですが、どうせ部品注文するならば最初から良く出来てるのを使おうと、レジンパーツに置き換えました。アイリスのレジンですが、RF-4Eと同様ベルトはエッチングです。シートだけでは勿体無いので前席のグリップや後席の機材を数点拝借。前席左後方の逆三角形の支柱?やパイピングなどの追加工作が終わったら塗装開始です。

アパッチのコックピットは殆ど黒1色でなんとも味気ないです。グレーのスイッチ類は資料を見ながらMrカラー308で塗装。最後にエナメルのグレーできつめにドライブラシをかけています。ドライブラシをかける事で黒一色のコックピットにメリハリがつきます。この後デカールを貼って、つや消しクリアーを吹いてコックピット完成となります。
     
☆別角度はこちら★

さて次回からは陸自仕様のAH-64Dへの改造点等を主にご紹介していく予定でございますよぉ〜!
6月26日 今回からは陸自仕様への改造と予告しましたが、これはどうなんだろ・・・?というのも、これからご紹介する改造箇所は陸自機特有の物ではなく、どこのAH-64を作るのにも有効な物です。それが画像の部分、左右エンジン下面前方のアクセスハッチ?です。こいつは地上駐機時、殆どの場合開いています。エンジンが始動されると自動で閉まるのでしょうかね。飛行中は閉まっています。※実機写真

今回は地上駐機時を再現しますので、開いた状態にします。1枚目画像のように必要箇所をくり抜いた後、プラ板を使って内部/ドアを再現するのですが、資料が殆ど無かったので、モノグラムの作例を参考にして内部再現しました。これでヨシ!

このキットのパーツの合いは、大まかな部分では良い感じなのですが、細かいところでは???な所が多いです(^_^A さらに凹ライン+凸リベットですので、合わせ目消しの際確実にリベットが消えます。ちょっと手ごわいキットですね(笑)
6月30日 今回は陸自機特有の改造点です。

機体左側バルジのすぐ後方、何かの点検ハッチ?手荷物収納スペース?ですが、この部分には注意が必要です。キットではメッシュ部分が3つあるハッチですが、陸自仕様ではこのうち右下(赤矢印)部分が廃止され、そのすぐ下にパン屋さんの雨よけのようなルーフ?が追加され、さらにその上方ちょっと前方寄り?に丸い排気口でしょうか?が追加されています。※実機写真

模型での再現方法ですが、まず赤矢印のメッシュ部分をパテで埋めます。ルーフはエバーグリーンのプラ平棒を組み合わせて、最後にパテで形を整えました。円形のくぼみは適度な太さのドリルで貫通しない程度に穴をあけ、その中心に同じくエバーのロッドタイプを接着して完成としました。

反対側にも同様のハッチがありますが、こちらは特に改修が行われていないようですので、キットのままでOKです。このハッチは使用国によって違いがあるみたいで、イスラエル空軍のAH-64Dも見てみましたが、アメリカ軍仕様は勿論日本のタイプと比べても全くの別物でした。製作する機体によって色々と調査が必要ですね。
7月2日 翼端に吊るすAIM-92 スティンガー対空ミサイルです。

スティンガーを運用するため陸自向けの機体は独自の設計がなされたそうで、これにより最初からスティンガー発射能力を付与されたAH-64を装備した国は日本が初めてとなったそうです。※実機写真
 今回は霞ヶ浦駐屯地に配備されている4号機(74504)を製作します。この機体は霞ヶ浦駐屯地祭2007にて地上展示、ならびに日本初の飛行展示を実施した機体です。展示された当時の吊るし物をそのまま再現しますので、スティンガーは左右各1発の計2発をランチャー上側に吊るします。下側ポイントは無搭載ですので、3つの発射管固定器具が必要となります。これは六角形に整形したプラパイプの輪切りで再現、さらにCTU並の資料解析で判明したランチャー裏側のディテールをエバグリの素材で再現しました(笑)

問題は片側6個ある固定器具の先端に付いている『わっか』です。直径1o程の輪なので、それを作る材料がありません。テグス等で試してみましたがやはりダメ。そこでHKに『何か細い針金は無いか』と尋ねた所、電線の中の銅線を貰いました。さすが電気屋(^_^A 太さ0.1o程の銅線でしたので伸ばしランナーに巻きつけて輪を作り見事に再現成功です!
   (画像右下は被覆を剥いだ電線です)
7月12日 本日はアパッチの特徴の1つである、機首のPNVS/TADSの改造です。記念すべき第1回更新(一番上↑)で、陸自機はアローヘッドシステム装備機と書きましたね。そもそもアローヘッドシステムとは、従来のPNVS/TADSの画質が不鮮明であったの為に起きてしまった友軍誤射等のアクシデントを問題視し、撮影映像の画質を向上させる目的で開発されたシステムです。カメラ部分がこのPNVSとTADSですから、当然形状に大きな変化があります。このカメラで撮影した映像を、以前改造したモニターで見るわけですね。

1枚目写真がキットパーツを仮組みした状態です。このまま作れば従来型のPNVS/TADSが出来上がります。ここからアローヘッドへと改造していくわけですが、特に大改造が必要なのはPNVS(Pilot Night Vision System)です。※実機写真 文字通りパイロット用の暗視装置ですが、従来型とは全くの別物になっています。改造点はまず背の高さ。これが一番厄介です。そして新しくなったFLIRなどのカメラ部分です。改造は難しそうなので、全てスクラッチすることにしました。

2枚目。丁度良い大きさの油性ペンを見つけたので迷わず分解。パテで表面を綺麗に均してしっかりと固定できるように足を付けます。これで型の完成!次はバキュームフォームと呼ばれる方法を使ってプラ板を一気に整形します。先ほど完成した型を自作したマシン(ただ網を貼った箱)の上に固定し、掃除機で下から空気を吸い出しながら、熱したプラ板を押し付けます。そうするとあら不思議。プラが型に密着し完成です(^_^A このままでは強度が全く無いので、タミヤの光硬化パテを流し込み完全に硬化してから加工に入ります。Bが加工が終了した様子。

あとはレンズ関係の再現ですが、これはエポパテ+プラ板を使って再現します。中央のレンズは余っているヘルファイヤのシーカーのクリアパーツを流用しました。3枚目写真が完成したアローヘッドPNVS(左)とキットパーツである従来型PNVS(右)です。高さは1/48スケールで約1oほど高くなっています。

4枚目。サフを吹いてキズ消しの真っ最中です。キットではPNVSは可動となっていませんが、今回は可動に改造しようと思います。そしてやっと出てきたTADS(Target Acquisition and Designation Sight)ですが、従来型とアローヘッドにさほど大きな形状の変化はないようです。黄色い矢印の位置に照準装置でしょうか?が新たに追加されているようですので、伸ばしランナーで再現。左右アビオニクスバルジの先端付近のセンサー?もプラ棒で再現しています。これで大体は終了ですが、TADSの改造はまだ終わりませんよ!続きはまたいつか(^-^)/
▲ 上部がPNVS、下部ターレットがTADS ▲
7月31日 前回に続いてTADSの改造です。

TADSターレット向かって左側のFLIRカメラですが、キットのままではレンズ部分が前に出すぎてしまいます。文章で書くのはとても難しいので、1枚目写真をご覧下さい。オレンジの部分を削り落とします。これもアローヘッド特有の改造点だと思います。しかし私が見た限りA型などそれ以外の機体でも、もうちょっと落ち着いた形状をしていると思います。ハセガワのキットは特徴を大きく反映しすぎてオーバーになってしまった?といった感じでしょうか(^_^A

2枚目が工作終了したアローヘッドTADSです。
この写真と見比べていただくと違いが解るかな??前回取り付けたTADSの照準装置らしき機器は一緒に削り落としてしまいましたので作り直しです(泣)さあこれでPNVS/TADSは終わり・・・と言いたい所ですが、まだ改造箇所があるんです(^_^A それはまた次の機会に。

皆さん製作記のタイトル画像が変わったの気が付きましたか?この画像は箱庭の回転翼管理人のたけちゃんさんご提供です!箱庭の回転翼さんにはアパッチを始め陸自の機体の素晴らしい写真が多数掲載されていてオススメのページです!本当に有り難う御座いました(^o^)/~
8月27日 PNVS/TADSの最終回です。

1枚目写真の黄色矢印の部分。この部分に平型のコードが3本程確認出来ますので、エバグリの素材で再現。このコードは黄色や赤といった目立つ色で塗装されているので、完成後良いアクセントになります。

2枚目写真。赤矢印のアンテナ?は陸自仕様の場合、キットのままでは少し長すぎるので先から1.5o程で切断、ヤスリで形を整えてあります。これがアローヘッドシステム装備機特有の改良点か、もしくは陸自機仕様独自の物なのかは不明です。

そして最後に青矢印です。陸自仕様ではこの部分に写真のような部品が確認できます。補強の為でしょうかね。こいつもエバグリ+伸ばしランナーで再現しました。この部分もまた赤矢印と同様、アローヘッド装備の機体には全機当てはまる改造箇所なのか、陸自機のみ当てはまる改造箇所なのかは不明です。というのもアローヘッドに改造された米陸軍のアパッチを見たことが無いので判断が付かないのです(^_^A

以上でPNVS/TADSは一応終了。次回はM230E1 30mm Chain Gunの製作です!
8月28日 今回は機首下面に装備されるM230E1 30mm Chain Gunの製作です。

アパッチ唯一の固定武装であるこのM230E1 Chain Gun(チェーンガン)は外部動力式機関砲で、万が一不発射弾が出た場合でも他の正常な空薬莢と共に強制的に投棄される為射撃不能になる危険が少ない特徴を持つ機関砲で、AH-64の場合最大装弾数は1200発とされています。※実機写真

この機関砲はTADSにより照準、さらに乗員のIHADSSヘルメットとも連動しており、射撃手が右を向けば右に、左を向けば左と、射撃手の目線に合わせて砲口が動作させることも可能です。

さて製作に入りましょう。キットのままでも申し分ない出来なのですが、シリンダーの周辺などのパイプを追加工作してやればもっと良くなります。今回はエナメル線と真鍮パイプを組み合わせて再現しました。右側後部のスプリング?のような部分はエナメル線を0.5o真鍮線に巻き付けて再現。給弾ベルト?の部分はエッチングに置き換えたのですが、なんか変なので後でキットパーツに戻すつもりです。
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