山域 硫黄尾根〜槍ヶ岳〜北鎌尾根
期間 2000/12/23〜12/31
M  単独

12/23 快晴 暑い
七倉(8:40)〜高瀬ダム(10:05)〜湯俣(13:20)〜硫黄尾根取り付き(14:20)〜Co1800m(15:30)
緊張しているのか? 富山からの移動中、吐き気に見舞われ途中でもどしてしまう。こんなんでだいじょうぶか?
なんとか七倉にたどりつくが積雪はほとんどなし。登山計画書を提出してとりあえず出発。
避難小屋、湯俣の小屋に立ち寄るが、時間も早いので先に進める。
吊橋を渡り、左岸を高巻くと河原から尾根に道がついている。
雪が少なく今日のテンバが確保できるかどうか心配なので、一度空身で1550mまで往復し、再び荷を担いで登る。
1900mくらいを予定していたが1800m付近でテントを張るスペースを確保できたので終了。
 
12/24 雪時折晴れ間あり
出発(6:30)〜P2(10:30)〜P6(13:15)〜小次郎のコル(14:00)
昨夜からの積雪は10〜15cmくらい。最初は道も分かったが笹薮ですぐに見失う。
P1を巻き、P2を直登。25mの懸垂後、トラバースしてP2・P3のコル。
P4はラッセルのみ。岩稜を下降しP5を過ぎるとラッセルから解放されP6へ。
小次郎のコルへの下降は再びラッセル。先のテンバを確認しに空身で硫黄岳の登りに向かうがラッセル深し。
凹状雪壁は左のブッシュを利用して登るが、下から岩が出てくるのでFIXしたほうが良さそうだ。
2300mまで登るがテンバが無いのでコルに戻り幕営。

12/25 雪 11時頃から風雪強し
出発(6:50)〜硫黄岳(14:05)〜硫黄岳下のコル(14:30)
昨夜からの降雪でトレースは殆ど消えているが、思ったよりも風が無い。
荷物があるので凹状雪壁で1pフィックスする。その後、硫黄岳までは空身ラッセル・荷上げの繰り返し。
硫黄岳周辺は吹きさらしだが雪が締まってない為、ハイマツに足を取られながら下る。
直下のコルにテントを張るが風が強くなり雪まみれでテントに潜り込む。

12/26 風雪 停滞
冬型、今期一番の寒気が入っているというので停滞とする。
昨夜は星も見え、朝の時点では風もあまり強くなかったのだが、硫黄尾根の核心部通過となる為、大事を取った。
昼すぎ日が射すが一時的、風は弱いがとにかく寒い。

12/27 快晴〜曇り しだいに風も弱まる
出発(7:00)〜硫黄岳南峰(10:00)〜P3(11:30)〜P4・P5のコル(13:30)
〜P5・P6のコル(15:20)〜P6の肩(16:20)
硫黄台地は空身ラッセルで進み、雷鳥ルンゼの左側の尾根を下ると懸垂用のダケカンバがある。
25mの懸垂でルンゼに降り、クライムダウンを交えて左へトラバース。
千丈側のルンゼの頭へ。ピナクルから湯俣側に懸垂後、緩い斜面をトラバースして南峰のコルへ。
P1、P2は湯俣側をトラバースするが、P2は巻ききれないのでルンゼを登る。
P3は岩稜〜雪稜、頂上には太い木が生えている。P4のコルへは歩いて下れる。
P4は緩いフェイスを50m直上。懸垂3回でコルへ。
コルから1p千丈側をラッセルし、ガレた尾根から岩場を登るとP5。
懸垂で湯俣側へ下り(P5の肩からならルンゼを歩いて下れる)回り込んでコルへ。
P5・P6のコルはテントが張れるスペースあり。
千丈側のルンゼを登り、岩稜を1pで肩。
さらに湯俣側をトラバースし、凹角を登ると懸垂の支点がありP6・P7のコルが見える。
多分、湯俣側へ懸垂して巻くのだろう。肩へ戻ってテントを張る。

12/28 雪
出発(7:00)〜中山沢のコル(8:30)〜赤岳T峰(10:40)〜V峰・W峰のコル(12:40)〜岳樺平入口(15:10)
昨日のフィックスを辿り、湯俣側へ懸垂25m。
岩稜を巻いて狭いルンゼを登るとP7・P8のコル? コルからは歩いて中山沢のコルへ下れる。
赤岳T峰はガイドどうり、ルンゼから雪壁左上、コルに登り湯俣側のガレ〜尾根〜コルへ達する。
さらに湯俣側のルンゼを登り岩稜、コルから右の雪のついた広いルンゼを登るとピーク。
コルへの下降で1回懸垂(千丈側の雪壁は胸まで潜り雪崩れそうだった)
U峰の登りは忠実に岩稜を登る。
V峰は特に問題ない。ピークには登らず右から巻いて千丈側の斜面をコルへ下る。
X峰〜岳樺平までは細い雪稜になっている。

12/29 快晴
出発(7:00)〜西鎌尾根J(8:30)〜千丈沢乗越(11:00)〜槍ヶ岳(13:10)〜北鎌平の下(15:30)
西鎌尾根Jまで所々ナイフリッジあり。
千丈沢乗越までは尾根上を歩いたり、夏道沿いに歩いたりする。
乗越からは先行者のトレースが残っている。
肩の冬季小屋のノートにメモを残して、槍の穂先へ。
北鎌平への下降は5回の懸垂。本来はもう少し天上沢よりを下るようで、支点を全て作る羽目になった。
北鎌平からクライムダウンと懸垂を交えて下り、先をうかがうが千丈側からの吹上の風が強いので行動を終了。
天上沢側の岩陰にテントを張る。

12/30 快晴 風強し
出発(6:30)〜独標(10:30)〜独標基部(12:00)〜北鎌沢右俣コル(14:20)〜P6・P7コル(16:20)
独標まではカリカリにクラストしていて気が抜けない。途中1回懸垂を交える。
主に千丈側を巻きながら下るが巻きだすと止まらなくなるので注意が必要。
テンバは独標近くまでないので、昨日あそこで泊まったのは正解だった。
独標の下降は、まずクライムダウウンでルンゼを下ると懸垂の支点が見える。
ルンゼを3回の懸垂で下り基部まで。
P8まではクラストしていて快適。
P8からの下りは急なので3回懸垂した。
コルから2pフィックスしてP7、さらにP6まで行くが良いテンバが見当たらず、狭いコルに無理やりテントを張る。

12/31 曇り〜雪〜霙
出発(6:40)〜P4(8:00)〜P2(9:00)〜天上沢(10:20)〜湯俣(13:00)〜七倉(18:00)
P6からコルへは懸垂で降りる。コルには単独の2人がテントを撤収していた。
下からも続々登ってくる。人気ルートである事を感じる。
P4までは歩きやすい尾根だがP3への下りからブッシュが多く急になってくる。
トレースが無かったらルートファインディングに時間を費やすだろう。
P2への下りも3回の懸垂を交えて下る。
天上沢からのルートも分かり難い。渡渉を3回して湯俣へ。
北鎌は取り付きまでが核心と言われるのも分かる気がする。
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